多摩区内で今年発生した「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」等の特殊詐欺で、被害総額が先月1億円を超えた。昨年の年間被害総額約6424万円を大きく上回り、発生件数も2倍近い。多摩警察署の佐宗茂署長は「新しい手口がどんどん出てきている。家族や警察など、まずは誰かに相談してほしい」と呼び掛ける。
今年1月からの被害件数は昨年比28件増の63件、被害総額は1億663万4964円(12月13日時点)。神奈川県内でみると、同時点で昨年比202件増の2335件となっており、過去最多の被害となった昨年をすでに上回っている。
多摩署によると、公共機関の職員をかたりキャッシュカードを直接だまし取る、「キャッシュカード交付型」という手口が7月ごろまで多発。今月13日までに発生したオレオレ詐欺46件のうち、32件が同手口だった。一方、そのうち8月以降の発生は4件のみで、代わって秋から増えたのがATMなどへ誘導して振り込ませる「還付金詐欺」。さらに10月以降は、「訴訟最終告知」などと書かれたはがきや封書が届く「架空請求詐欺」が相次いだ。
同署では、区内の町内会、自治会に向けた防犯講話を4月から順次実施。89カ所のうち、6割以上の56カ所で開催している。9月には署としてツイッターアカウントを開設し、犯罪発生情報や架空請求の内容をいち早く伝えている。高橋陽一副署長は「やはり情報を知ってもらうことが一番の予防。いろいろなアプローチをしていく必要がある」と話している。
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