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市立小教科書 初の「英語」 親しみ重視 市、13教科採択 次年度から

教育

掲載号:2019年9月6日号

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臨時会で審議する委員ら
臨時会で審議する委員ら

 川崎市教育委員会は先月25日に臨時会を開き、市立小学校で2020年度から4年間使用する13教科の教科書を採択した。5、6年生が初めて使う英語の教科書は東京書籍の「NEW HORIZON」に決定。英語への親しみやすさや学習における使いやすさ、国際理解を深める内容が評価された。

 改訂された学習指導要領の小学校での全面実施を控え、新しく文科省の検定を通った教科書から選定。各校の調査研究や学識者らによる審議会の答申を経て、小田嶋満教育長ら6人の教育委員の合議制で採択された。

 次年度から正式な教科になる英語は7社が候補に。「かわさき教育プラン」等を基準に選ばれた東京書籍は、別冊の語彙・表現集が活用しやすく、学習の振り返りが充実している点や、写真等で楽しく多文化に触れられる点が評価された。委員の一人は、事前の市民アンケートで教員の負担を心配する声が多くあったことに触れ、「3ステップで説明されていて使いやすい」と判断した。

 2年前に初採択された道徳については、同じ教科書で研究を重ねる必要性を示し、光村図書出版の継続を決定。このほか、社会で向ヶ丘遊園駅の地下通路整備、算数で二ヶ領用水久地円筒分水(高津区)を題材に取り入れた教科書が選ばれるなど、児童に身近な内容が一定の評価を得た。

市民、情報開示求め

 市教委は6月から、市内8カ所で教科書展示会を実施。925人が訪れ、404件の意見が寄せられた。採択当日は、市民への広い情報公開を望む「教科書を考える川崎市民の会」の呼びかけもあり、126人が傍聴。同会の北谷瑞恵さんは「例年に比べ委員が教科書を読み込んでいて、意見も反映されていると感じた」、共同代表の畑谷嘉宏さんは「来年は中学校。引き続き意見を伝えていくことが重要」と振り返った。

 一方、市教委の教科書採択をめぐっては、14年の高校教科書選定時の音声データが市民の要請に反して公開されなかった問題で裁判が続いている。判決宣告は来月。同会は9月2日、公正な裁判を求めて1004筆の署名を横浜地裁に提出した。

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