神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2019年12月13日 エリアトップへ

市立高校定時制 「夜間部」縮小、再編へ 昼間は拡大 需要に変化 

教育

公開:2019年12月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

 川崎市教育委員会は先月、市内に4校ある市立高校の定時制で、定員割れが続く「夜間部」の規模を縮小する計画案を発表した。加えて、進学希望者が増加傾向にある市立川崎高校の定時制昼間部の募集を2倍に拡大。不登校経験者や日本語が母国語でない子どもたちのニーズに応えるため、定時制を再編する。

 この方針は「市立高等学校改革推進計画第2次計画案」の中で示されたもので、2021年の入試から反映される。

 県内の公私立高校は06年から、希望者の多い全日制への進学実績を高めようと取り組んできた。その影響もあり、市内定時制の入試倍率は年々低下。川崎高校(川崎区)と橘高校(中原区)、川崎総合科学高校(幸区)、高津高校(高津区)で過去4年間、定員割れが続く。

 これを受け、川崎高校は夜間部の募集を停止。高津高校も、募集枠を3クラスから2クラスに縮小する。一方、川崎高校に設置されている昼間部の入学希望者は近年増加傾向。今年度の倍率は1・1倍と初めて受検者数が定員を超え、現在2クラスの昼間部の募集を4クラスに拡大する。

 市教委担当者によると、近年は就職後に夜間で学びたいという人は減少。不登校を経験した生徒や、学習が苦手でゆっくり学びたい生徒(定時制は高校の学習要領を4年間で学習)、日本語が母国語でないためサポートが必要な生徒などが多く通う。夜間は下校時刻が遅く、生徒の安全等の課題もあり、全日制のように昼間の登校を望む生徒が増えているという。

 市内の小中高生に学習支援などを行うNPO法人の代表は「定時制に通う子が抱える事情は昔とは変化。学校に通えなくても『1人も取りこぼさない』という考えは公的教育に必要。子どもの多様なニーズに合わせて新しい学校のあり方を模索してほしい」と話す。

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

人身事故 前年比3割超増

麻生警察署

人身事故 前年比3割超増

県ワースト2位 高齢者多数

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

ツチノコの謎 映画で迫る

麻生区在住今井監督

ツチノコの謎 映画で迫る

目撃談追い続け5月公開 

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CFに初挑戦、資金募る

4月12日

ボトル販売、実現へ

かわさきそだちワイン特区

ボトル販売、実現へ

規制緩和 観光振興も期待

4月12日

【ナイスオン】【バンバン】

【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替

https://www.niceon-golf.jp/ http://www.prime777.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook