多摩川の情報発信拠点・二ヶ領せせらぎ館(宿河原)に2月1日、売上の一部が美化活動に寄付される「支援型自動販売機」が設置された。施設の利用環境向上と同時に、「支援」を活用した地域活動の活性化を図る。
川崎市は同館の有効活用を進めるため、自販機の設置事業で初めてプロポーザル(企画・提案)方式で事業者を募集。支援型自販機を展開するコカ・コーラボトラーズジャパンを選んだ。この自販機は、国内外で美化活動を行うNPO法人グリーンバードの活動を支える取り組みの一つで、神奈川県内の設置は初。登戸・向ヶ丘遊園駅周辺でグリーンバードとしての活動準備を進める「専修大学チーム」に売り上げの一部が寄付されるほか、せせらぎ館の活動にも支援が行きわたる。
1日には同館の定期清掃活動に合わせ、自販機をお披露目。多摩川をイメージした独自の外装に加え、前面の広報スペースにはグリーンバードの活動PRが掲示された。この日は40人以上が集まり、多摩川沿いの美化活動を行った=写真右。
グリーンバード川崎駅チームのリーダー・田村寛之さんは「この自販機の存在を3年前に知り、市内に設置したいと考えていた。多摩川の活動や美化活動を自販機がつないでくれる」と期待。同館を運営するNPO法人多摩川エコミュージアムの升田修二さんは「サイクリングで利用する人が多く、来館者にとって自販機は便利」と語った。
専大生ら本格始動
美化活動と同時に、参加者同士のコミュニケーションを大切にするグリーンバード。市内5カ所目となる「専修大学チーム」は学生4人を中心に、地元団体「登戸そだて隊」(高山康司代表)も運営をサポートする。
今後は毎月第2水曜、第3土曜に活動予定。チーム代表で同大2年の石川雄也さん=人物風土記で紹介=は「楽しく活動することが大事。1回でも参加してほしい」、同学年の中村亮介さんは「いろんな年代が一つになる。多くの人に知ってもらいたい」と話す。
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