政府による5月25日の緊急事態宣言解除を受け、川崎市は行政運営の方針を発表。これまで業務縮小や施設閉館などに取り組んできたが、段階的に再開するための指針を示した。
中止や延期をしている市の業務については、感染症予防対策をしながら順次再開。市立病院で一部制限していた外来・入院診療や手術等への対応も再開していく。
市主催のイベントは人と人との距離を十分に確保し、収容定員のある屋内イベントの場合は定員の半分以下の人数に制限。国や関係機関が定めるガイドラインも踏まえ、開催可否を慎重に判断するとしている。
対策継続しつつ
市民利用施設については、「3つの密」の回避や消毒、入場制限などの対策を実施した上で段階的に再開。市立図書館は5月27日から予約資料の貸し出しやカウンターでの返却を再開し、6月1日からは通常の開館時間で新たな予約の受付などを開始する。本棚スペースへの立ち入りや閲覧席の利用、新聞の閲覧などは当面の間休止としている。
スポーツセンターや市民館、老人いこいの家、こども文化センター等は6月1日から順次再開。多摩区内施設の再開日は次のとおり。(5月25日時点)
▽5月26日=農業技術支援センター▽27日=多摩図書館(一部)、菅閲覧所(一部)▽30日 =生田緑地駐車場、稲田公園駐車場▽6月1日=緑化センター、川崎国際生田緑地ゴルフ場、生田緑地東口ビジターセンター・西口サテライト、多摩市民館(一部)、西菅公園駐車場、多摩スポーツセンター(一部)、多摩川の里身体障害者福祉会館▽2日=岡本太郎美術館、日本民家園(一部)、かわさき宙と緑の科学館(一部)/7月以降=福祉パルたま(研修室・ボランティアコーナー)/未定=藤子・F・不二雄ミュージアム、二ヶ領せせらぎ館、水とかがやく未来館(長沢浄水場)
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