多摩区総合庁舎1階で今年3月にプレオープンし、中間支援機関として市民活動に関する相談受付等を行ってきた「多摩区ソーシャルデザインセンター」(多摩SDC)。その場所を利活用し、地域の居場所づくりの模範となる事例を示そうと、今月からさまざまなイベント開催に取り組み始めている。
7月3日には初めての「子ども食堂」を開催。近隣の保育園に通う親子を中心に22人が訪れた。学生ボランティア約20人も協力し、カレーライスやおやつを提供。SDCスタッフで中央大学2年の本多夏萌さんは「親子のためにマットを敷くなど工夫した。お母さんたちが安心して利用できる場所にしたい」と意欲を見せる。今後も月1回の開催を予定する。
子ども食堂を皮切りに、SDCメンバーが趣向を凝らした催しを主催していく。7月16日にはアロマテラピー講座、23
日には音楽ライブ「たまミュージックヴィレッジ」を予定。音楽ライブを担当する水島利憲さんは「若者のまちづくりへの参加を促進できたら。定期開催で出演者も募りたい」と思いを話す。このほか学生同士が交流する場や、座談会形式の催しも計画する。
これらのイベントは、川崎市が地域の居場所として推進する「『まちのひろば』の創出」に関連する。「まちのひろばのコンテンツとなるもの。まずはSDCで見本を示し、関心のある人たちに広げていきたい」と事務局長の俵隆典さん。地域活動に対する助成金事業も検討していくという。
元々喫茶室だった多摩SDCは、室内の新型コロナ対策も課題の一つ。子ども食堂では検温と消毒、使い捨て容器使用など気を配った。「場所が狭く万全とは言えないが考えられる対策を取っていく」と代表の岡本幹彦さん。「イベントを通してまずは区民にSDCの存在を知ってもらい、さらに地域で活動する団体に対して支援をしていく」と先を見据えた。
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