鳥取県による物産展「食のみやこ 鳥取物産展」が今月3日から、川崎駅地下街アゼリアで開かれている。7日までの5日間、農産物など約200点の商品が並ぶ。
同県の川崎市での物産展は今回が初めて。今年1月、川崎ものづくりブランドに認定されている(株)ミートエポック(三田)の熟成食材製造用シートを、市が同県に紹介したのが交流の始まりだ。鳥取県は、シカやイノシシといったジビエ肉の利用量が全国で3番目の規模を誇る。「鳥取のおいしいものを川崎市民に知ってもらいたい」という同県の思いに市が応え、物産展が実現した。
鳥取県は『ゲゲゲの鬼太郎』の故水木しげるさんや、『名探偵コナン』の青山剛昌さんを輩出した地として知られ、二十世紀梨を中心としたナシの一大産地。川崎市も藤子・F・不二雄ミュージアムなどマンガとゆかりがあり、多摩川梨が名産の一つ。市担当者は「物産展で一人でも多くの市民に笑顔を届けられたら」と期待を寄せる。
同展では二十世紀梨をはじめ、鳥取砂丘で生産されたらっきょう、オリジナル品種米「星空舞」など、現地で知られる名産品を販売。鳥取県東京本部長の谷長正彦さんは「観光パンフレットも取り揃えているので、コロナが落ち着いた際には訪れてほしい」と語る。
期間中の開催時間は午前11時から午後7時、最終日は午後6時まで。
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