短文投稿サイト「ツイッター」を使い、川崎市内の外国籍住民を差別的表現で中傷した書き込み9件の概要を、市が10月22日に公表した。このうち2件については、運営するツイッタージャパン社に削除を要請した。
「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」施行後、インターネット上での差別的言動の公表は初の措置。市によると、この女性に対して「早く祖国へ帰れ」「日本に寄生して日本を滅ぼすものとして、日本から排除する」「本格的に始末する必要がある」という趣旨や「昆虫にたとえる表現」などが書き込まれていたという。
市は「広く市民に周知することで不当な差別的言動の解消を図るため、これらの表現を公表した」と理由を説明。公表した書き込み以外の表現については、「本邦外出身者(外国籍や外国にルーツを持つ人)に対する不当な差別的言動に該当しない、ということではない」との見解も示している。
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