無事故で年末 笑顔で新年――。年末の交通事故防止運動(12月11日〜20日)に合わせ、きょう18日まで多摩区総合庁舎内で流れるアナウンス。多摩区交通安全対策協議会の依頼で音声を担当したのは、県立多摩高校2年で放送特別委員会の伊倉里佳さん(17)だ。
飲酒運転根絶強化月間でもある12月。放送原稿には運転者や歩行者、市民一人ひとりに向けた注意喚起の言葉が並ぶ。部活動としての大会出場や校内行事の進行を担う同委員会で、アナウンス長を務める伊倉さんが依頼を快諾。11月中旬に同校で録音した。伊倉さんは「プロのアナウンサーの話し方を意識して、内容が伝わるように心掛けた。(飲酒運転に対して)『一生かかっても償えないほどの悲惨な事故を引き起こします』という言葉が心に響いた」と振り返る。
登戸駅周辺で11日、感染対策のため区職員ら数名で行われたキャンペーンでも音声が再生された。伊倉さんは「耳に入って聞き留めてもらえるようなアナウンスになっていたらうれしい。少しでも役に立てれば」と笑みを見せる。
二輪・自転車が7割
多摩区内では今年、11月末までに405件の人身交通事故が発生。前年に比べ57件減っているが、うち二輪車関係が148件、自転車関係が140件で合わせて7割超。県全体の5割強と比較して割合が高くなっている。多摩署交通課は「昨年は通勤・通学時間帯の事故が多かったが、今年は平日の日中に時間帯を問わず発生している」と傾向を示す。
同期間に区内で起きた死亡事故3件は、全て二輪車が絡むもの。デリバリーサービスで学生が運転していたバイクが高齢者にぶつかる事故や、駐車中の車を追い越したバイクを別の車がひく事故があった。多摩署ではバイク販売店への啓発や、宅配店等を対象にした講習会を実施。事故が起きやすい横断歩道での取り締まりも強化している。担当者は「高齢の歩行者が事故にあうことが多い。自転車やバイクのルールを理解してほしい」と警鐘を鳴らす。
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