小田急バス(本社・調布市)が運行する「向ヶ丘遊園駅」から「明治大学正門前」の路線バス増便を求める住民の会が昨年、署名運動を展開。同会は12月24日、集まった署名900筆と要望書を同社に提出した。
住民の会は、西三田団地に住む隈部直光さんと寺崎允省さんが共同代表を務める。同会によると、昨年11月16日からの小田急バスのダイヤ改正により、向ヶ丘遊園駅と明治大学正門前を結ぶ路線バスが1時間あたり2便から1便に減少。これを受け「改正前の運行に戻してほしい」、または「午前中は『遊園行き』、午後は『明大正門行き』を1時間2便にしてほしい」という2点を同社に要望した。
同会は「利用者の大多数が住む三田地区は、多摩丘陵を切り開いて開発された住宅地なので、急な坂が多い。高齢者や障害者ら交通弱者にとって、路線バスが病院通いなどに不可欠な足になっている」と現状を説明。減便で今までより待ち時間が大幅に増え、「生活に大きな支障をきたす」としている。
これに対し、同社はコロナ禍による経営悪化を受け、昨年11月に路線全般でダイヤ改正を実施したと説明。5月の大型連休前後は前年比最大7割減を経験したとし、その後も2割台の減少が続いているという。今回の要望を受け、「当該時間帯にもう1便増強する場合、運転士や車両を新規投入する必要があり、収支や利用状況等の総合的な判断として現在の増便は困難」とし、「いただいた意見を真摯に受け止め、検討していきたい」との考えを示している。
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