カリタス小学校
新校舎で祝福式
9月13日
川崎市が進める「地域の寺子屋事業」の一つとして1月19日、中野島中の生徒を対象にした「寺子屋中野島中」が新たに始動した。場所は中野島小学校の家庭科室。市内で63カ所目、多摩区では13カ所目の開講だ。
市立小・中学校単位で市と地域が一体となり取り組む寺子屋事業は、2014年に開始。区内では中野島小学校が他校に先駆けてスタートし、学習支援や体験活動を続けてきた。保護者から中学校進学後の継続を望む声もあり、市は19年の夏から中野島中での開講を検討。部活動等の関係で場所の確保が課題だったが、中野島小の一室を借りることになった。
市の声がけで集まった実行委員会のメンバーは、中野島中周辺に住む3人。元市立中教員の阿部輝正さん(72)を代表に、「寺子屋先生養成講座」を受けた田中知代子さん(67)、関正之さん(67)が手を挙げた。「高校の先輩が寺子屋をやっていることを知って講座に参加。和やかな場にしていきたい」と田中さん。関さんは「リタイアして時間ができ、何かやりたいと思った。教えるというよりは一緒に勉強していく気持ちで」と思いを新たにする。
開講日は毎週火曜日の午後6時。初日は緊急事態宣言下ということもあり、2年生1人が参加。数学教員だった阿部さんのアドバイスのもと教材を解き進めた。市内のNPOで学習支援に携わったこともある阿部さんは、「なるべく力になれるように、やってきたことを伝えたい。成績が上がって喜ぶ顔が見たい」と語っていた。
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9月13日
9月6日