JAセレサ川崎は2月15日、リーグ制覇と天皇杯初優勝を昨季果たしたJ1・川崎フロンターレに、市内イチゴ農家が育てたイチゴ100パックを贈った。高津区の同クラブ事務所で贈呈式を開催。多摩区菅稲田堤で「上原さんちのいちご畑」を営む上原脩太さんと宮前区の小泉博司さんが、公式マスコットの「ふろん太」と「カブレラ」にイチゴを手渡した。
これまで川崎フロンターレが成し遂げたリーグ優勝3回とルヴァンカップ、天皇杯の優勝を「1(イチ)位を5(ゴ)回」とかけて、市内産イチゴの贈呈をJAセレサ川崎が企画。同クラブの今季の飛躍を願い、実現した。
この企画を発案した上原さんは「中学校からサッカーをやっていて、ずっとサッカーが好きだった。このような形で一緒にコラボできてうれしい。市内産イチゴの魅力がチームの皆さんに広く知れ渡ってほしい」と思いを語った。小泉さんは「今年のイチゴも例年通りおいしい。ぜひ楽しんでもらえれば」と話した。
同クラブによると、受け取ったイチゴは選手やチームスタッフに届けられるという。今後はリーグ開幕に合わせ、JR武蔵小杉駅前にある同クラブ公式カフェ「FRO CAFE」で市内産イチゴを使ったコラボメニューの販売も予定している。
フロンターレ担当者は「100パックもいただけたのはありがたい。今後もいろいろな農産物を周知するイベントを行い、地域に貢献したい」と話した。
市内で栽培されているイチゴの品種は「紅ほっぺ」と「よつぼし」が主力。どちらも味が濃く、実がしっかりしていることが特徴だ。市内10軒の農家がハウス栽培を行っており、多摩区では「上原さんちのいちご畑」と「BUNKAEN」が取り組んでいる。今回の寄贈は、各農家から10パックずつ提供された。
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