川崎河川漁業協同組合(竹仲密昭組合長)が4月23日、二ヶ領宿河原堰付近と高津区宇奈根で、アユの稚魚約1万7千匹を多摩川に放流した。
宿河原では午前11時すぎ、稚魚を積んだトラックが到着。放流前、バケツに稚魚を入れると、河川敷に訪れていた近隣保育園の園児らから歓声が上がった。その後、ホースから約6千匹の稚魚が勢いよく放流された。
放流は同組合による繁殖事業の一つで、毎年4月中旬に実施。稚魚は県の内水面種苗生産施設(相模原市)で繁殖したもので、体長は7センチほどが多く、平均9グラム程度。アユ釣りが解禁される6月には20センチほどに成長するという。
同組合によると、一昨年の台風の影響でアユの遡上数が激減。今年もその影響が続いており、竹仲組合長は「不作だが、放流によって活気を取り戻せたら」と話す。同組合宿河原地区の相楽義雄地区長は「アユのためにも、川に来たらごみを捨てないようにしてほしい」と思いを寄せた。
同日、宿河原堰そばの二ヶ領せせらぎ館にも約100匹が寄贈され、館内の水槽で展示。同館を運営するNPO法人多摩川エコミュージアムの五十嵐豊さんは、2年前に行われた子ども向けの放流体験について触れ、「来年こそはまた体験会をやりたい」と語った。
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