今月末開幕の2021-22シーズンから、バスケットボール男子B1・川崎ブレイブサンダースは競技振興を掲げた基金を新設。試合のアシストパス1本あたり千円を積み立て、市内の子どもたちのために役立てる。
この基金は、バスケで味方の得点につながるパスを指す「アシスト」にちなんだ試み。クラブが昨季から進めるSDGs(持続可能な開発目標)プロジェクト「&ONE(アンドワン)」の一環で、「&ONE ASSIST」と名付けられた。
昨季レギュラーシーズン59試合でのチームアシスト数は1381で、基金に換算すると約140万円に相当する。チームの司令塔を担う篠山竜青選手は、今月11日の会見で「ブレイブサンダースは(前身の)東芝時代から、伝統的にアシストが多いチーム。将来を担う子どもたちの明るい未来をアシストしたい」と思いを語った。
基金の原資は、シーズン終了後に毎年行うサイン入りユニホームオークションの売上から充当。次世代のバスケ振興に活用する。プロジェクトをけん引する「アンドワンアンバサダー」の篠山選手をはじめ川崎市との協議で、シーズン後に用途を決める予定だ。
子ども食堂 支援も
今季の新施策として、ホーム戦の来場者1人につき1円を、市民団体「かわさきこども食堂ネットワーク」を通じて子ども食堂に寄付する取り組みも始める。川崎ブレイブサンダースの昨季のホーム戦来場者数は1試合平均2353人でリーグ最多。試合観戦でとどろきアリーナに足を運び、クラブのSDGsを身近に感じることで、今後の行動につなげてもらうのが狙いだ。
5月のアンケート調査によると、クラブの活動で「SDGsの興味や理解が深まった」との回答が2割を超えたという。運営会社の元沢伸夫社長は「熱い思いを持った地域の方々とパートナーシップを組めていることが、プロジェクト進行の大きな要因。今後も皆さんの力を借りながら、一丸で取り組んでいきたい」と決意を固めた。
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