聖マリアンナ医科大学病院の近くにある岸井梅園(長沢2丁目)で1月下旬、冬の剪定作業が行われた。同園の梅の木は約130本。およそ10日間にわたる作業で、園主の岸井洋一さん(78)のほかに5人の助っ人が汗を流した。
剪定も終盤となった1月28日。梅園には根本政夫さん(87)と井澤惣吉さん(85)、安部弘聖さん(81)、米山福吉さん(73)、小野克行さん(62)の姿があった。ほとんどが近所の住人で、作業はいつも朝の8時半ごろから。「上を向いて作業するから首が痛くなる」「夕方は寒くて寒くて」と話しながらも、5人の表情からはやりがいが垣間見えた。
全ての枝に日を当て、梅を実らせるために欠かせない剪定。この梅園をつくった岸井さんの父親が亡くなってから10年以上、地元の手助けが支えになってきた。当初は農業試験場から講師が来て、剪定のやり方を学んだという。根本さんは「最初に間引きして、次は枝先をつまむ。もうみんなプロだよ」と笑顔を見せた。
31日には、落とした枝の片づけも完了。5月の収穫期になると、さらに多くの協力者が地元から集まる。「手伝ってもらって本当に感謝、感謝」と思いを込める岸井さん。梅の花は、2月中旬に見頃を迎えそうだ。
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