神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2022年3月4日 エリアトップへ

のらぼう菜高橋孝次さん 名人の畑、収穫2季目 妻・寛子さんら 遺志を継承

経済

公開:2022年3月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
畑で収穫する寛子さん(左)と今井さん=2月25日
畑で収穫する寛子さん(左)と今井さん=2月25日

 地域特産物マイスター・高橋孝次さんが愛した「のらぼう菜」を守りたい--。菅野戸呂の畑で川崎市の伝統野菜・のらぼう菜を生涯作り続け、一昨年12月に他界した孝次さん。妻の寛子さん(85)と長男・智常さん(56)、孝次さんの指導を受けたアルバイトの菅野久子さん(73)と今井紀久子さん(70)が畑を受け継ぎ、2年目の収穫期を迎えている。

 市内では多摩区など北部で栽培されている、アブラナ科の野菜「のらぼう菜」。高橋さんの畑は昨季より4割ほど面積が縮小し、約6アールの広さに1千株ほどが育つ。例年は2月下旬ごろから収穫が始まるが、「年明けから寒さが厳しくて、雨が少なかったせいで成長が遅れた」と寛子さん。「根っこは腕の太さくらいにならないと。今はまだまだ」とも。今井さんは「ひと雨降れば葉もぐっと大きくなる」と期待を込める。

 今年は2月23日に初収穫し、24日に菅小学校に5キロ、25日には西菅小学校に3キロ、それぞれ給食用に出荷。学校給食のほか連携する市内商店など予約分は順次出荷予定で、自宅前での一般販売は3月10日ごろになりそうだという。

 定年退職後に畑を継ぐ予定の智常さんは、勤務の合間に用水の開閉などの畑仕事に携わる。寛子さんは「主人が遺したのらぼう菜だけは何が何でも続けなければ。息子が定年するまでは健康でいたい」と思いを込める。今井さんは「皆さんが毎年楽しみにしてくれている。美味しいって言ってくれるのが何よりうれしい」と笑顔を見せる。

 寛子さんによると、収穫は5月の連休ごろまで続く予定という。

茎は太く、青々とした葉
茎は太く、青々とした葉

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

人身事故 前年比3割超増

麻生警察署

人身事故 前年比3割超増

県ワースト2位 高齢者多数

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

ツチノコの謎 映画で迫る

麻生区在住今井監督

ツチノコの謎 映画で迫る

目撃談追い続け5月公開 

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CFに初挑戦、資金募る

4月12日

ボトル販売、実現へ

かわさきそだちワイン特区

ボトル販売、実現へ

規制緩和 観光振興も期待

4月12日

【ナイスオン】【バンバン】

【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替

https://www.niceon-golf.jp/ http://www.prime777.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook