県立多摩高校出身のシンガーソングライター「yucat(ユキャット)」が5月7日、サンリオピューロランド(多摩市)でワンマンライブを開催した。コロナの影響による延期で2年越しに実現。2年半ぶりとなる生ステージには、約230人が集った。
ユキャットは、解散を経て昨年再始動したデュオ「RYTHEM(リズム)」の「ゆか」(加藤有加利)がプロデュース。自ら作詞・作曲やステージ演出を担当し、ライブではストーリー仕立ての世界観をつくり上げるのが魅力の一つだ。
同会場での公演は2017年に続き2回目。2年半前に台本を作成し、「ユキャットの世界に合うダークファンタジーに仕上げた」という。企画は全て自ら手がけ、館内のフェアリーランドシアターで、約1時間にわたり歌やダンス、演技を披露した。
コロナによる自粛期間中は、配信ライブを重ねてきたユキャット。「目と目を合わせて歌える、このために今までやってきた。今日は幸せな気持ちを皆さんからもらった」と、ファンに向けて思いを語った。
ユキャットは7月17日、1千人規模の10周年記念ライブをミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で開催する。「歌手として19年。地元の大きなホールに立てること、続ける大切さを感じている。全てを出し切りたい」と意気込む。
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