2019年5月28日に登戸新町で刺傷事件が起きてから、あすで3年。平日のきょう27日、自治会等の日頃の見守り活動に加えて、区内各所でパトロールが強化される。
事件直後、多摩区では警察や地域団体らが緊急会議を重ね、毎月28日を「多摩区子ども見守りの日」に制定。以降、この日の登校時間に合わせ、区は青色回転灯パトロール車での巡回を登戸小と宿河原小、中野島小周辺で続けている。
多摩署は同日、区内小学校の校門に署員を配置して見守りを継続。このほか、不審者等の発生地点を示す地図をツイッターで定期配信してきた。同署は「子ども110番の家など、普段から地域の皆さんに協力いただいている。困っている子どもを見かけたら、積極的に声をかけてほしい」と呼びかける。
多摩防犯協会も、月3回のパトロールのうち1回を「見守りの日」にあててきた。同協会の末吉一夫会長は「防災でよく言われるようになった自助のように、『自分の身は自分で守る』ことも大事。一人ではなく友達と一緒に歩く、周りを注意して歩くなど、子どもたちに教えていきたい」との考えを語る。多摩区の藤井智弘区長は「多くの地域の皆さんに見守っていただいており、子どもたちもとても心強いかと思う。今後も地域全体で、子どもたちの安全と安心を守っていきたい」と思いを寄せた。
命の尊厳 伝える
事件で被害を受けたカリタス学園(中野島)は5月18日、「お心を寄せてくださる皆さまへ」と題したメッセージをウェブサイトに掲載。齋藤哲郎理事長らの連名で、「皆さまからたくさんの慰めや励ましのお言葉をいただきましたことに、改めて深く感謝申し上げます」とし、「戦争の悲惨さも伝えられる昨今、私たちは『いのちの尊厳を伝える学園』をめざして、これからも日々の教育に努めてまいります」と記した。
カリタス学園は昨年と一昨年に続き、5月28日に関係者のみで追悼ミサを行う。現場や学園への献花等は辞退している。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>