登戸駅周辺を通る「津久井道」の歴史の面影を後世に残すため 登戸区画整理事務所が公募したマンホールデザインがこのほど決定した。同事務所が11月28日に発表した。
津久井地方と江戸を結ぶ流通の道として、江戸時代には多くの商人や職人らの往来があった津久井道。同事務所は、登戸で親しまれてきた文化資源を継承し、市民の地域への愛着を育む取り組みとして、沿道の既存マンホールを津久井道の歴史を感じさせるデザインに更新するため、7月に市内外からデザイン案を募集。カラー版14点、通常版12点の応募があった。
その中から、庁内外の関係者で組織された津久井道デザインマンホール検討委員会でカラー版・通常版各3作品を候補として一次選考。最終的なデザインを決めるため、10月に多摩区民による投票を実施した。総数512票(カラー版249・通常版243)の投票があり、それぞれ最多得票数のデザインが最優秀賞に選ばれた。
最優秀賞はカラー版・通常版共に、高津区に住む竹田真由子さん(39)の作品。デザインのコンセプトについて竹田さんは、「多摩川の名産であるアユや梨をモチーフに、街道として軒を連ねた津久井道を描いた。背景には江戸時代から身近な文様だった三崩し柄と玉石をイメージした」とコメントしている。
デザイン案募集と併せて行ったマンホールの作製・設置費用を募るクラウドファンディングでは延べ69人から108万3000円の寄付があった。同事務所では、寄付金を活用しながら、2024年3月頃をめどにカラー版1カ所、通常版7カ所のデザインマンホールを作製していく予定。
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