9月・12月議会報告 市政報告 Vol.12 身近な声を大切に、是々非々で笑顔広がる 次の100年に向けて 川崎市議会議員 無所属 吉沢章子
川崎市制100周年の今年の干支「甲辰」は「変革」「激動」とともに積み重ねてきた努力が実を結ぶ縁起の良い年だそうです。
ごみ集積所問題について
ごみ処理費は約128億円。環境費の42%を占める最も身近な市民サービスです。ごみ集積所は基本的に町会・自治会等で設置・管理して頂いています。町会未加入の方のご相談は生活環境事業所で応じていますが、より丁寧な対応を求めたところです。
しかし、そもそもゴミを捨てる場所がない「ごみ難民」を生む根本の原因は、10戸未満の集合住宅や戸建ての新築の際、事業者に集積所設置の義務が課されていないためと考え、現在の「10戸未満は事前協議の対象外」とされるルールを「対象内」にすべきと提案しました。「必要な対策の検討を進め同時に啓発も行う」との答弁を得て、条例改正を含む早急な実現を求めました。
上下水道局の体質改善について
一昨年前の不正請求の発覚以来、再発防止・職場風土の改善を指摘しているなか、新たにアンカーフロンタウン生田の設備購入において、特定事業者の製品を意図的に選定したのではないかという疑惑が浮上し、9月の決算審査特別委員会において【1】職場風土【2】公金支出にかかる透明性と合理性【3】説明責任【4】再発防止を問題点とし、調査を依頼しました。
上下水道局内部調査からの結果は「適正な選定」「疑惑は職員の勘違い」でした。しかし「適正」を証明する書類が処分されて存在しないこと、職員のヒアリングにあたり客観性が担保されていないこと、未だ委員会への報告がなされていないことなどを12月議会で指摘しました。行政の仕事は「市民のため」にあり「組織の防衛であってはならない」とし再発防止を求めました。他部局との人事交流が少なく、いわゆる「ガラパゴス体質」の組織風土が問題の根幹であり改善を求めました。市長には組織の膿を出し切るとともに失敗をおそれず挑戦できる職場風土の醸成と、市民の命と未来に責任を持つリーダーシップを求め、「先頭に立つ」との答弁を得ました。
吉沢は年女を迎えます。激動の時代をみなさまと龍のように乗り越え、努力が報われる笑顔の多摩区・川崎市の創造にさらに取り組んでまいります。
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5月17日
5月10日