地元あげて「立派なジム」 川崎新田ジムが移転リニューアル
登戸の川崎新田ボクシングジム(新田渉世会長)で5日、移転リニューアルを祝うお披露目式が開かれた。選手やスタッフのほか、地元招待者やボクシング関係者ら約90人が集まった。
同ジムは03年2月に元東洋太平洋チャンピオン(バンタム級)の新田会長が登戸の府中街道に近い場所に開設した。06年から08年にかけて3年連続で全日本新人王を輩出し、成長が著しいジムとして注目を集めている。
新しい移転先はダイエー向ヶ丘店裏(登戸2929)で旧ジムの3倍規模に拡大した。選手の育成だけでなく、健康増進を目的に教室を開き、ボクシングのすそ野を広げるのが目的という。
この日は新人王を獲得した黒田雅之選手と古橋大輔選手がスパーリングを公開した。黒田選手は「ジムが新しくなり、このジムに足りないのはベルトだけ。来月のタイトル戦に勝ってベルトを飾りたい」と来場者に誓った。古橋選手は「環境が良くなり、自分はもっと強くなるだけ。早くランカーに戻りたい」と力強く挨拶した。
新田会長は「こんな立派なジムが出来たのは地元の皆さんのおかげ、多くの人がボクシングに親しんでほしい」と挨拶。お披露目式を終えて「ようやく一つのステップに来た。タイトル戦もあり、飛躍の年になると思う。ボクシング界にとって地域密着は一つの選択肢。皆さんに祝福され、実を結んできたと思う」と話していた。
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