７月３日から７日にかけて多摩区内で振り込め詐欺の被害が連続して３件発生した。多摩警察署は「振り込め詐欺は同じ地域で一斉に発生することも多い。今後も区内で発生する恐れが高い」と注意を呼び掛けている。
２件は、息子や孫を装って金を要求するオレオレ詐欺の手口。もう１件は、払い過ぎた金が公的機関などから戻ってくると騙して振り込ませる還付金詐欺の手口だった。多摩区で今年に入って発生した振り込め詐欺は18件（７月21日現在）に上る。
最近の還付金詐欺の手口は、金融機関の窓口では職員が警戒してるため、特定のコンビニエンスストアやスーパーのＡＴＭを指定して振り込ませるケースが増えているという。今回の還付金詐欺も同様の手口だった。コンビニエンスストアを使ったケースでは、苦情の電話をかけて店員の気をそらせている間に振り込ませる手口もあった。
多摩署の幹部は「被害に遭っているのはすべて高齢者。できるだけ区民の皆さんにも気を付けてもらい、ＡＴＭの周辺で携帯電話を使っているお年寄りがいたら声をかけるなどして協力してもらいたい」と話している。
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