川崎フロンターレは1月24日、麻生区の昭和音楽大学で新体制発表会見を開いた。約1200人のサポーターを前に、新加入選手が抱負を述べ、武田信平社長、風間八宏監督等が今季の目標を語った。
J1リーグは今季から昨季までの1ステージ制から前期と後期に分けた2ステージ制へと移行する。またそれに伴い、年間王者は勝ち点の上位同士によるチャンピオンシップで決まることになる。武田社長は「チャンピオンシップを獲る」と目標を掲げた。
今季のキャッチフレーズは「ATTRACTIVE(魅力的な)」。ホームスタジアムである等々力陸上競技場のメインスタンドが3月に完成することもあり、武田社長は「スタジアムや周辺の街が魅力的に変化する中、フロンターレも市民やサポーターを魅了するサッカーをみせたい」と話した。
昨シーズンは終盤に失速し、リーグ戦6位に終わったフロンターレ。原因を「主力選手のケガや疲労の蓄積」と「判断力や技術力が求められるフロンターレのサッカーへの順応不足」を上げた、そして今季はその原因を踏まえ、「技術力」を最優先にした10人の選手を補強。昨季主力だった大久保嘉人選手や中村憲剛選手、小林悠選手らを含めた28人態勢で挑む。
川崎生え抜きのプロ選手誕生
新入団選手の中には同クラブU-12の1期生で川崎市在住の三好康児選手と板倉滉選手も入った。板倉選手は「小4からお世話になっている。人としても成長できた。感謝の気持ちで全力で戦う」と意気込み、三好選手は「生まれた時からずっと見てきたチーム。プレーで恩返しするのはもちろん、ピッチ外でも何をしなければいけないのか分かっている」と地域貢献活動にも意欲を示した。
新体制発表会では、世界的なプラネタリウムクリエイターの大平貴之さんがつくったスーパープラネタリウム「メガスター」によって一面に星空が映され、神秘的な空間の中、ゴスペルコーラス隊が川崎市出身の歌手坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を歌い会場をより一層盛り上げた。
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