昭和音大で「甲子園歌」収録 地元高校生ら歌声響かせ
昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワで16日、今夏の第97回全国高等学校野球選手権大会で放映される甲子園大会歌「栄冠は君に輝く」の収録が行われた。地元の高校生らが参加し、歌声を響かせた。
収録には桐光学園高合唱部、日本女子大附属高コーラスクラブ、桐蔭学園高グリークラブ、霧が丘高合唱部、八王子学園八王子高吹奏楽部など神奈川・東京の高校生約380人が参加。「甲子園でプレーする球児たちにエールを送りたい」と抱負を語った後、リハーサルを重ね、収録に挑んだ。高校野球の全国大会が始まり100年を迎える節目でもある今年、生徒たちは「高校野球100年」のロゴの入ったTシャツを身にまとい、全力で歌い、奏でていた。
同企画は2011年(第93回大会)、東日本大震災の被災者にエールを届けようと、東北地区3県(岩手、宮城、福島)と阪神大震災から復興を果たした兵庫県の高校生に合唱・演奏を依頼したことからスタートした。その後、第94回大会は九州、第95回大会は関西、第96回大会は東海の各地区へと引き継がれている。
収録した大会歌演奏の模様は、8月6日に開幕する全国高校野球選手権大会の期間中、全48試合で5回裏終了時に甲子園球場バックスタンドのオーロラビジョンで放映される。そのほか、地方大会から全国大会決勝までの約70日間、テレビ、ラジオ、インターネットのCM・告知PRに活用される。
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