独自の取り組みで成長する中小企業として、県が認定する「神奈川がんばる企業」に、今年度は多摩区から２社が決定。金属素形材製品等を扱う（株）テイ・エス・エスと、歯科技工所のＱＬデンタルメーカー（株）が選ばれた。
テイ・エス・エスは事業発展計画書の発行などで社内体制を強化。ＪＩＳＱ９１００認証の品質管理のシステム運用で生産性向上を実現した。
ＱＬデンタルメーカーはセラミックス製の歯冠修復物に特化。安価で提供することで売上を拡大させた。
県内中小企業、小規模企業の社会的認知度アップや従業員のモチベーション向上を目的に行われている同事業。県が先月発表し、今年度は41社が認定された。
さらに、ビジネスモデルの独創性や地域貢献度が特に優れているとされる「神奈川がんばる企業エース」には、ＱＬデンタルメーカーが選出。41社の中から10社が認定され、市内では同社のほか、（株）神奈川こすもす（川崎区）が選ばれた。
「エース」企業は10月上旬に認定式を実施。来年２月にパシフィコ横浜で開催される工業技術見本市「テクニカルショウヨコハマ２０１９」で、各企業の取り組みが紹介される予定だ。
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