創立50周年を今年迎えた多摩消防団で生田分団長、本団役員、副団長を経て第4代団長に就き、2011年から6年間務めた。入団から42年間、活動や会合はほぼ欠席なし。「長いようであっという間。団長として地域の町会役員や住民、いろいろな人と交流できた」。多くの信頼を胸に、感謝をにじませる。
20代後半だった入団当時は、毎月のように火災が発生。現場主義を貫いてきた。30年近く前、分団長だった真夏の夜に日本民家園「太田家」が全焼。丸ごと落ちたかやぶき屋根をひっくり返し、火元が残っていないか確認した。夜通しの残火処理に体力を削られたが、消防署員と団員が15分交代で作業することを提案。機転と団結力で乗り切った。
中卒後、ガラス加工会社勤務を経て高津高校の定時制へ。演劇部に入部した。高校を出て、父親の死をきっかけに青年会「青空会」を結成。盆踊りの企画運営や高齢者施設訪問に携わってきた。演劇を通じて消防団の誘いを受けて入団。活動と掛け持ちできるように自営業を選択し、プロパン、高圧ガス配達などに従事してきた。
退団後は「消防団に入る前にやりたかった」というタレントの道へ。養成所に通って発声や演技など芸を磨き、CMやドラマ、映画に出演している。「ボケないで、お茶の間のテレビや映画に出て『見たよ』と声をかけられる存在になれれば」と笑顔を見せた。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>