「私はパーキンソン病のランナーです。フルマラソン完走に挑戦中!」。パーキンソン病を患う菅馬場在住の横山大介さん(62)=人物風土記で紹介=が3月3日、東京マラソンを完走した。当日は自ら背中の文字をデザインしたTシャツを着用。初めて病を公表し、フルマラソンを走り切った。
長年ランニングを趣味としてきた横山さんは、2年前にパーキンソン病と診断。発症後は親しい人にだけ病状を告げ、マラソンを続けていた。そんな中、今年の東京マラソンに当選。「ランナーの中には、家族や友人に同じ病気を持つ人がいると思う。何かパフォーマンスしたい」と、Tシャツを着ての挑戦を決めた。
冷たい雨が降り注いだ大会当日。薬の服用や水分補給など主治医の助言を生かし、一歩一歩足を進めた。31キロ地点で家族や友人の声援を受け、終盤は足が出にくくなる症状も出たが、歩くことなくゴールを果たした。
記録は5時間45分22秒。背中の文字を見て、2人の男性ランナーが声をかけてくれたという。横山さんは「胸が熱くなった。今後もこのような形で大会に参加し、私から勇気や元気を届けたい」と思いを語った。
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