川崎市内在住の神奈川大学卒業生が、同窓会組織「川崎市宮陵(きゅうりょう)会」を41年ぶりに復活させた。再建メンバーは活動を本格化させようと検討を進めている。
一般社団法人神奈川大学宮陵会は同大と卒業生の連携を図る団体として国内と米国、英国などに地域組織を持つ。川崎では1955年ごろに一度発足したが、78年の「支部長改選中」という記録を最後に活動実態が不明になっていた。
新組織は宮陵会で役員経験がある有志らが昨年9月、準備委員会を立ち上げ、十数人で活動を開始。今年3月の総会で正式に活動を再開させた。
「大学がある横浜市の隣、卒業生が4千人以上もいる川崎で組織が動いていなかったので、母校の力になろうと思った」と話すのは小林和正新会長(79)=高津区在住。現在は小林会長や設立メンバーらが月1回、同大にある宮陵会館で会合を行い、会のPR手段などを検討している。
小林会長は「まずは川崎にOB組織ができたことを知ってもらい、会員を増やすことが第一。愛校心が伝わる活動を行っていきたい」と意気込みを語る。
同会は今後、神大での関連イベントなどにブースを出展し周知を図っていくという。
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