稲田堤在住の落語家、桂米多朗さんが座長としてプロデュースする公演「たま寄席」が９月23日、今年も多摩市民館大ホールで行われた。
同氏の真打昇進披露公演として始まり、18回目を迎えた同公演には約９００人が訪れ、入場チケットは完売。今回はゲストとして演芸番組「笑点」出演中の三遊亭好楽さん、お笑いコンビ「ナイツ」が出演した。
ナイツの土屋伸之さんと塙宣之さんは、闇営業やあおり運転、プロ野球など時事ネタを中心に漫才を披露。冒頭ではボケ担当の塙さんが「たま寄席に第１回のときからずっと出たかった」と切り出すと、会場は大盛り上がり。数年前の古いニュースを話題に挙げる塙さんに「古すぎるでしょう」と土屋さんがツッコミを入れると、「向ヶ丘遊園（の人たち）にはちょうどいい」と返し、会場は爆笑に包まれていた。
出演者６組のトリ、米多朗さんが登場すると「待ってました」と熱い声援も。古典落語の「子別れ」を、情緒豊かに披露した。公演を終え、米多朗さんは「良いお客様に助けられ、和やかの中にしんみりとした感じでじっくりと話すことができた」と手応えを語った。
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