パラリンピック正式種目で、川崎市が障害者スポーツへの理解と多世代交流を掲げ普及に取り組む「ボッチャ」。市多摩老人福祉センター(中野島)で12月16日、同競技の体験イベントが行われた。同施設として初の企画に男女19人が参加し、親睦を深めた。
川崎市社会福祉協議会が運営する同センターの発案で、感染症対策のもと開催した「健康フェア」の中で実施。今年度はコロナの影響で主催イベントの中止が続き、「外出機会が減って体がなまりがちな高齢者に、心身ともにリフレッシュしてもらいたかった」と、同センターの河野幸美さん、伊東知之さんは胸中を語る。
無理なく気軽に
ボッチャは赤と青の2チームに分かれて戦う、カーリングに似た競技。定位置から6球ずつ投げ、白い目標球(ジャックボール)にいかに近づけるかで勝敗や得点が決まる。投げ方は自由で、老若男女で競い合えるのが特徴だ。
この日は市の市民スポーツ室職員を講師に迎え、座学後に準備体操を実施。縦6・5メートル、横3メートルほどの、通常の半分の広さでコートを2面つくり、参加者全員で投球練習を行い、試合に挑戦した。
参加した石暮恵子さん(80)=中野島在住=は「足腰が弱くても無理なくでき、長く続けるにはちょうどいい。膝を痛めているけれど、気持ちよく楽しめた」と充実感をにじませた。市担当課長の上野進さんは「ボッチャは室内で普段着のまま、天候に関係なく誰でもできるスポーツ。多くの市民に知ってもらい、多世代交流につなげたい」と展望を話した。
高津区や宮前区など市内各地で体験イベントが行われているほか、1月23日には第1回「川崎市長杯ボッチャ大会」がカルッツかわさき(川崎区)で開かれる予定だ。
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