川崎市が公共用地を活用し、登戸地区などで2019年から取り組んできたシェアサイクル運用の実証実験。市はこのほど運営事業者と協定を締結し、7月1日から本格運用を開始する。
シェアサイクルは専用ポート(駐輪場)で自転車を借り、別のポートで自由に返却できるサービス。地域活性化や放置自転車抑制などの課題解決に向け、市は「HELLO CYCLING」を運営するオープンストリート(株)と約3年間にわたり実証実験を行ってきた。市内主要駅周辺の8エリアを対象とし、昨年4月から12月の自転車利用回数は月平均で4万5595回。事業性の目安となる1日1台当たりの利用回数1・3回に対し、昨年度は1・4回と上回った。登戸・向ヶ丘遊園駅周辺では昨年12月、8エリア中で最多の1万1037回の利用があった。市は「生田緑地や多摩川への移動と、大学があるので学生の利用も多かったのでは」と分析する。
多摩区内42カ所
本格運用は今月から2027年3月末までの約5年間で、オープンストリート(株)を代表とした団体が運営事業者となり同サービスを継続。実証実験では市が公共用地を無償提供していたが、今後は事業者から利用料を徴収する。実験をした8エリアを基本に、順次対象範囲を市域全体に広げていく方針で、6月24日時点の市内ポート数は267カ所(うち公共用地115カ所)。多摩区のポートは42カ所で、そのうち公共用地は20カ所となっている。
利用はスマートフォン等で登録が必要。最初の30分が130円、以降15分ごとに100円。詳細は同サービスのサイト。
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