東日本大震災に追憶と鎮魂、復興の思いを込めた「多摩川灯ろう流し」が3月9日、稲田公園近くの河川敷で行われた。
この催しは東日本大震災後の2012年3月から行われ、今年で8年目。移動水族館として福島県を訪れている「NPO法人おさかなポストの会」の山崎充哲さんが呼びかけ、防災啓発の意味も込めて開催を継続している。
当日は山崎さんの授業を受けたことがある近隣の小学生や地域住民が参加。今回はキャンドルナイトとして、水辺に明かりが灯された=写真。参加者はメッセージカードに復興の願いや福島への応援の言葉を書き、皆で「故郷(ふるさと)」を合唱。明かりに包まれながら多摩川に向かって黙とうした。多摩川天然アユの天ぷらも振る舞われた。
初めて開催したときは約2千人が訪れたというが、参加者は年々減少。昨年は150人、今年は50人ほどだった。「震災のとき、多摩川は液状化で真っ赤に濁った。8年経ったが、東北の方はまだまだ苦労されている。忘れないでいたいと思う」と山崎さん。「10年は確実に続けていきたい」と思いを語った。
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