目指せマグネット温泉 知事が行脚 下郡3町を初視察、観光関係者と意見交わす
「旅館にもソーラー発電を」
黒岩祐治県知事が1日、箱根・湯河原・真鶴・小田原を視察に回った。知事就任後としては今回が初。丸一日をかけ足柄下郡3町を巡り観光関係者と交流した。箱根町では山口昇士町長とともに箱根ジオパーク構想の中核となる大涌谷を視察。次いで湯河原町では冨田幸宏町長と揃って足湯を堪能し、旅館関係者などと誘客について懇談した。知事は黒川温泉をマグネット温泉として挙げ「湯河原と聞いてかき立てられるものがなければ。行って見なければダメ、ではいけない」とブランドイメージについて力説。ソーラー発電にも話が及び「売電は収入になる。旅館などに設置するための仕組みづくりを考えている」と構想も述べた。3町目の真鶴訪問は知事によれば「生まれて初めて」。青木町長とはスケジュールが合わなかったが、半島の先端・遠藤貝類博物館で渡部孟館長と館内をまわり「(貝が)可愛い」「これが相模湾にいるんですか」など感心した様子で見学。三方を海に囲まれた町の模型を見つめ「ここは(津波が)かぶりそう」「頑張れば高台に逃げられるか」などとつぶやいていた。
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