「箱根ジオパーク」プレゼン、審査へ 今年秋に認定地域を発表
「箱根ジオパーク」認定を目指して結成された推進協議会が、今月20日に幕張で開かれる日本地球惑星科学連合大会でのプレゼンに参加することになった。
これは日本ジオパーク委員会による審査の一環で、同様に認定を目指す伊豆半島や千葉銚子、秋田八峰白神・湯沢の関係者も参加する。6〜9月にかけ同委員会が調査に訪れ、9〜10月に認定か否かが決まる。
貴重な地質資源を保全しながら、観光や教育に活用する「ジオパーク」。日本国内には20カ所が登録。うち洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸は「世界ジオパーク」(世界77カ所)にも認定され、現在は隠岐ジオパークがその”推薦”を得ている。
箱根・湯河原・真鶴・小田原と県は、民間と協力して1年前に「推進協議会」を立ち上げ、ガイド育成やジオツアー開催といった活動を積み重ねてきた。箱根町の担当課は「箱根にも世界ジオに相応しいものはある」と話す。認定されても新たな補助金が下りる訳ではないが、晴れて「ジオパーク」の呼称を使えるようになれば地質資源の活用が盛んになり、長期的な知名度アップも期待できそうだ。
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