神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

箱根の2人はメカニック、ドライバーは真鶴中出身 地元高校生、燃費レース快走中

公開:2012年10月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
部長の坪野さん(箱根町=左)とハンドルを握る飯田さん(真鶴町)、松井さん(箱根町)
部長の坪野さん(箱根町=左)とハンドルを握る飯田さん(真鶴町)、松井さん(箱根町)

 真鶴と箱根の高校生が加わる小田原城北工業高校自動車部が、自作のエコカーでトップレベルの快走を続けている。燃費の限界を競い合う「かながわエコカー競技大会」(8月開催・参加22台)では、念願の優勝を果たした。

 「入部して初めての大会でリタイヤ。2年生でやっと完走できた。今回優勝した時は本当かと思った」と部長の坪野惣一さん(箱根町)。同じく箱根の仙石原から通学する松井亮人さんなど6人の仲間と力を合わせ、7月から車体作りを始めた。昨年までの車体は金属部品を金属ネジで組み合わせて作ったが、今回は溶接するなどして車重を3分の1までそぎ落とした。予算は限られていたが、活動を知った企業が貴重な部品を提供してくれることもあったという。そうして完成したのが流線型の新型車=写真下。船を逆さにしたよ車体に載っているのは50CCのバイク用エンジン。ドライバーに抜擢された飯田南さん(真鶴町)は、小柄な体を狭いフレームの間に体を滑り込ませてハンドルを握る。車高を低く抑える設計のため寝た姿勢だ。

 先月16日に栃木県で開催された「本田宗一郎杯 ホンダ エコマイレッジ チャレンジ全国大会」。高校生クラスに全国から147台がエントリーする中、13位に食い込み、1リットルで1164Km(平均時速27Km)を走る低燃費を記録した。

 部長の坪野さんはこれで引退になるが、後輩たちは大会2連覇を目指して準備を始めている。これまで手を付けなかったエンジンも改良する予定だ。部室の黒板にはすでに「リッター1500Km」という大台の目標が書かれている。
 

箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

宇宙に輝く「勝俣隆」

宇宙に輝く「勝俣隆」

箱根出身・功績たたえ小惑星に命名

5月1日

蘇るか彫刻の祭典

真鶴町

蘇るか彫刻の祭典

来年の五輪に合わせ、今秋にも公開制作

5月1日

創始者が一万円札に

創始者が一万円札に

箱根温泉供給(株)のルーツ「耕牧舎」創立

4月19日

漫画でわかる土肥実平

漫画でわかる土肥実平

 武者行列で初配布

4月19日

湯河原の由来も万葉集

湯河原の由来も万葉集

「令和」に驚きと期待

4月5日

「あかり」大槌町に出張

湯河原明店街マスコット

「あかり」大槌町に出張

復興中の末広町商店会と交流

4月5日

あっとほーむデスク

  • 5月1日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 1月25日0:00更新

箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2019年5月1日号

お問い合わせ

外部リンク