芦ノ湖に全国から高速ボート63台が集結 帰ってきた伝統のレース
1962年から2004年まで開催されていた伝統の「芦ノ湖グリーンカップ」が今月7日・8日に復活し、元箱根一帯はパワーボートの博覧会のようになった。
グリーンカップの歴史は富士スピードウェイのオープンよりもさかのぼり、31大会を開催。今年は第一回から50周年の節目ということもあり、復活構想が生まれ、かつての大会関係者を中心に2年がかりで準備が進められていた。元箱根の鳥居周辺には滋賀県や三重県など全国から大型のボートがトレーラーで運び込まれ、一帯はサーキットのパドックのような光景に。7日にテストが始まると、高速艇がクレーンで続々と湖面に降ろされ、飛沫を立てて湖面を滑走。しかし8日のレース当日は園地に波が叩きつけるほどの強風で、やむなく中止になった。会場には箱根の芸妓衆が駆けつけ、高級外車ランボルギーニのチームや車高を跳ねあげた「ハイリフト車」のチームが車両展示で協力。カメラを手にした親子連れが周囲を囲んでいた。10艇ほどの仲間とともに参加したKEレーシングの小嶋松久さん(日本パワーボート協会会長)は「芦ノ湖はパワーボート関係者にとって特別な場所。今大会は地元関係者の協力なくしては実現しなかった。我々は一艇でも多く参加者を増やし、この地に還元しなければならない。より人が集まる大会に育ってくれれば」と話していた。
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