真鶴の薮田君 甲子園へ 親子2代で東海大相模
全国高校野球神奈川大会決勝(7月30日)で、東海大相模高が4年ぶりに甲子園出場を決め、真鶴出身の薮田裕貴君(3年)がベンチ入りすることになった。
薮田君はまなづる小学校2年の時に地元の軟式チーム・真鶴ブルージェイズに入り、秦野リトルシニアや真鶴中野球部を経て父・徹也さんの母校でもある東海大相模に進学、親子2代の野球部員となった。現在は寮生活を送っている。
昨年夏は出場機会がなかったが、今年春の公式戦では24打数10安打、ホームラン1本を記録。今大会ではすべて代打で出場し、3打席2打数1安打1四球。決勝で優勝が決まった瞬間、両手を挙げて仲間と喜びを分かち合った。薮田君は試合後「相模はみんな上手いので、自分は練習からガツガツやって声を出すことにこだわった。甲子園で打席に立てたら初球から積極的に打っていきたい」と決意を語った。甲子園での試合は14日、盛岡大付(岩手)戦で午後1時から。
西東京で準優勝、もう一つの「東海大」
勝俣君(箱根出身)4番で健闘
神奈川の隣の西東京大会(133校出場)では、もうひとつの「東海大」である東海大菅生高校が決勝戦に勝ち上がり、箱根中学校出身の勝俣翔貴君(2年)が4番打者として出場、1塁を守った。主将は同じ県西・小田原泉中出身の和田浩太朗君(3年)だった。勝俣君は7月26日の準決勝では逆転のきっかけとなる一打を放つなど活躍。28日に神宮球場で行われた決勝(対日大鶴ヶ丘高)では1対1のまま9回に突入、日大のサヨナラ打を浴びて惜しくも甲子園出場を逃した。箱根宮城野出身で箱根の森小学校時代は箱根フリッパーズで軟式野球を、箱根中学校時代は小田原足柄シニアで汗を流し、先輩が進学した東海大菅生に入学。1年目で夏の大会に出場している。今大会では23打席12安打。「来年こそは甲子園に行けるように頑張りたい」と目標を語った。
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