真鶴出身のプロボクサー・木野田俊翔(としざね)選手(19)が、11月15日に新宿区で5戦目の試合に臨むことになった。プロボクサーはその戦績でA〜C級に分けられ、木野田選手は昨年6年にスーパーバンタム級でデビューし、現在3勝1敗。「4勝」という条件をクリアすれば現在のCからBへと昇級でき、日本ランカーとの対戦チャンスもあり得る。
負けられない一戦を1カ月後に控え、トレーニングと同時に減量しなければならない。身長171cmで、1カ月後の目標は55kg。「食欲はガムで我慢。もちろん水も制限しますから、町を歩くと自販機に目がいってしまいますね」
木野田選手はまなづる小・中学校を経て高浜高校(平塚)在学中に、螢田駅近くにあるコーエイ工業小田原ボクシングジムに入った。それまで野球少年だったが「別のスポーツがやりたい」という思いでボクシングを選んだという。現在は真鶴から横須賀の神奈川衛生学園専門学校(横須賀)にも通い、ジムで汗を散らす。持ち味は切れのよい左フックや左ボディー・アッパーで、デビュー2戦目(後楽園ホール)ではKO勝ちも果たした。「試合中にどんなに負けていても一発当てればひっくり返せる。これがボクシングの醍醐味」と木野田選手。その一瞬のために、この日も苦しげな表情でサンドバッグに打ち込み続けた。試合は11月15日、会場は新宿フェイスで午後5時45分から。厚木のジムの選手と対戦する予定。
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