箱根・湯河原・真鶴3町の一部町議と高橋延幸県議による「足柄下郡の未来を考える会」(村瀬公大会長)の集会が10日に湯河原の観光会館で開かれた。
参加した町議は各議長のほか、箱根の最大会派・至誠会や各町の公明党など23人で、3町議員の約6割にあたる。1年ほど前に発足し、主に県議選で高橋氏を支えた顔ぶれがそろった。今後も回を重ねて一般来場者から意見をヒアリングする方針で、「観光」をテーマにした今回は客席に50人ほどが集まった。
箱根の西村和夫議長は大涌谷の火山活動について、「長引くと困るのは地元住民と業者だ」とマスコミ対策などに取り組む構えを示した。真鶴の青木嚴議長は昭和の半島開発史や小田急撤退後の現状を説明。「真鶴でレジャーを楽しみ湯河原に泊まるなど、3町と熱海市の連携モデルを作らねば」と話した。湯河原の室伏重孝議長は震災後の観光客減少の課題に触れ、駅前整備やエクシブオープンによる誘客効果、芸者お座敷券など町の取り組みを説明した。高橋県議は大涌谷での火山活動の経緯や県の見解を解説。火山活動が箱根全体と誤解されないよう働きかけた経緯などを振り返った。また3町の地域資源を活用した修学旅行やパークウェイの県道化などの構想を語り「3町をより近づけたい」と意気込みを見せた。
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