箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年8月7日
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湯河原の芸妓が呼びやすくなる「舞・お座敷券」の販売が1日から始まった。伝統芸能活性化を目指した全国でも珍しい取り組みで、販売早々個人や企業から問合せが来ている。
お座敷券は5千円の利用券4枚つづり(額面2万円)を1万5千円で販売。5千円分がお得、という企画だ。利用できる旅館は指定されており、芸妓1人・一席・2時間で2万円から2万4千円程度になる料金(花代)の支払いに使える。総額1200万円分、計600冊を販売する予定。
販売拠点のひとつ、湯河原観光協会では6冊ほど販売予約が入っており「社員旅行の機会に社員に芸妓文化を体験させたい」といった電話もあるという。渡辺誠司事務局長は「これから秋冬に向かう季節が本番。利用者数が増えてくれれば」。約40人の芸妓が所属する芸妓屋組合の井上嘉江組合長は「お酌だけではない、三味線や踊り、お遊戯を楽しんでほしい」と話す。このお座敷券より先にお土産や宿泊代などに使える旅館利用券(額面1万1千円を1万円で販売)も出ており、合わせて使ってもらうのがねらい。こちらは計9千冊の販売予定で2千冊が売れた。駅前の総合情報センターと、観光協会で購入できる。
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