洞爺湖町の住民112人が1日、揃いの「応援シャツ」姿で箱根入りした。
洞爺湖は箱根の姉妹都市で、15年前の有珠山噴火時は箱根側が延べ40人ほどの職員を派遣して業務を助けた経緯がある。今回は火山活動に苦しむ箱根を応援しようと洞爺湖側が応援ツアーを企画。補正予算を組み1人8万円の旅費を半額補助して参加者を募った。
洞爺湖の真屋敏春町長は初日に小涌園で開かれた激励会の席上「ともに寝起きしながら助けてくれた恩は計り知れない。今度は我々が全国に箱根を発信したい」とスピーチ。「お土産は一番厳しいと言われる地域で購入させて頂きたい」など終始熱いエールを送った。 同町からは救援物資としてジャガイモ4トンも贈られ、年末にかけ町内向け行事などで配る予定。
一行は湿生花園や関所などを訪れて箱根町民とふれあい、3日帰路についた。
【参加者の声(一部)】観光は落ち込んではいるけれど、箱根の皆さんはめげずに頑張っている。立派だよ。姉妹都市でよかった(鈴木孝さん・75)/箱根との姉妹都市交流で子どもたちに良い思い出を作ってもらった事が忘れられない(薬局勤務、吉田智子さん・61)/頑張って、負けないでね(理容師・磯辺由紀江さん・65)/大変なの分かる、日本全国が箱根を助けてほしい(中野豊子さん・76)/洞爺湖も同じような風評の影響を受けたことがある。これからは私たちが箱根は元気だと発信したい(自治会長・畠山三男さん・83)/両町は距離は遠いけど箱根の気持ちは身近に感じています(役場職員の澤登勝義さん・58)/有珠山の噴火の時は4ヵ月営業できなかったが、“元に戻ったらこうしよう、ああしようと、希望を持って耐えた。箱根も大変だと思う。注目されているのはPRのチャンス。来て初めてこんなに見所があるのかと驚いた。大涌谷は、今は入れないけれど誰もが「行きたい」場所になりつつある。きっと賑わいが戻りますよ(ホテル経営・三浦和則さん・52)
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