湯河原町商工会(石倉幸久会長)が今年からイタリア中部の観光地・ティボリ市と交流を始めた。
同市はローマ近郊にある都市で映画「テルマエ・ロマエ」に登場するハドリアヌスの別荘など世界遺産2カ所を擁する観光地。人口は湯河原町の倍程度で約5万6千人が暮らす。
24日に訪問団が来日、湯河原へ
商工会では「温泉がある」という湯河原との共通点に着目。昨年秋から同市関係者にアプローチし、同市議のリッカルド・リチャーニ氏を通じた交流が始まった。3月になり先遣隊6人が渡航した際は、ジュゼッペ・プロイエッティ市長が歓迎してくれたという。
その後は子どもたちの絵画交流に発展。ティボリ市の子どもたちが「湯河原」をテーマに描いた18作品がこの夏、湯河原町立図書館で展示され注目を集めた。
8月下旬には石倉幸久会長ら7人による2度目の訪問団が湯河原小児童の絵を携えてティボリを訪れ、同市の副市長に冨田幸宏町長からの親書を贈呈。メッセージは春に歓迎してくれた事へのお礼や、湯河原への訪問を楽しみにしている旨がしたためてあった。
今月24日にはティボリ側から初の訪問団が来日し、湯河原町役場などを訪問する予定。石倉会長は「距離はあるが、これからだ。ざっくばらんに対話し交流を深めたい」と話している。
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