箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年4月8日
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日本赤十字社神奈川県支部が仙石原の住宅街に災害救援物資倉庫を新築し、29日に内部が公開された。4千人分の毛布などが備蓄されることになり、年間約2千万人が訪れる観光地の備えが充実する。
赤十字では大規模災害時に備え横浜市の倉庫に毛布などを備蓄しているが、遠隔地でも速やかに物資を配れるよう、1年前に南足柄市に倉庫を新設。3施設目となる箱根の施設は広さが150平方メートルで生活必需品などを詰めた「緊急セット」を約千個、ブルーシート500枚を備蓄。町内各地の避難所や倉庫にはすでに約4千人分の毛布が納められているが、その数は約2倍に増えた。箱根には宿泊施設が多いとはいえ観光客の8割は日帰り客。ひとたび災害に見舞われれば大勢の観光客が行き場を失う可能性もある。
箱根町赤十字奉仕団の鈴木純一委員長は真新しい建物を見上げ「この施設の出番がないのが一番だが、頼りになる」と話していた。
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