林菜乃子さん(19)が神奈川アマゴルフ大会(女子)で優勝した。2年前は首位に立ちながら終盤に逆転されて涙の2位となったが、目標のトロフィーに手が届いた。7月下旬には初挑戦のプロテストを控え、箱根山の麓で特訓を重ねている。
「練習ノート」バイブルに
湯河原中OBで、高校は通信制を選びゴルフ漬けの日々を送った。重いバッグを担いで通っているのは凾南ゴルフ倶楽部。日々の練習では反省点をノートに書き出し、ミスを繰り返さないよう心に刻む。そこには師匠・小川貞雄プロ(真鶴)のアドバイスも書き込み、壁に当たった時は何度もノートを開いたという。パットの腕も磨いてきた。余計なスピンを除くためにボールに縦線を入れ、軌跡が直線になるまで打ち続ける。大会でもその場その場で考え込まず、カップから逆算するなど読みを深くした。
30日にレイクウッドゴルフクラブ東コース(パー72)で開催された最終日は135人が出場。首位でスタートし、2年前の悪夢の舞台となった14番ホールでボギーを出したが、もう崩れることはなかった。その後もバーディを連発し、前回、前々回を凌ぐ通算7アンダーを記録した。
勝利の余韻も束の間、今月下旬には山口県でのプロテストに臨む。数百人の志願者は1次・2次試験で絞られており、林さんを含む約100人の精鋭が20位タイの合格ラインを目指す。
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