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蘇れ 湯河原のワサビ田 かながわトラストみどり財団や企業、町民が手入れ

社会

掲載号:2016年11月4日号

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清流が注ぐ石垣 ワサビの代わりに香草を育てる
清流が注ぐ石垣 ワサビの代わりに香草を育てる

 沢ガニが歩く水辺、段々畑のように連なる石垣――鍛冶屋・白銀林道近くに残るワサビ田で、かながわトラストみどり財団と企業・町民有志が再生作業に取り組んでいる。

 この活動には上場企業の(株)日本触媒が社会貢献の一環で参加しており、先月22日には同社グループの44人、町民など12人がヘルメット姿で森に集まり、間伐や植樹などチームに分かれて汗を流した。

 町と同社などで協定を結び、4年ほど前から白銀林道沿いの町有地(22ha)を「日本触媒 湯河原万葉の森」と名付けて手入れをしている。一帯は人工林で間伐や下草刈りに加え、無花粉スギやコナラ、クヌギなど160本を植えた。

 白銀林道から登山道を下ること5分。杉林の中に6段の堰堤のようなワサビ田が現れ、同社の若手社員たちが草むしりを始めた。半ば野生化したワサビが名残のように数株残っているものの、何年前から放置されてきたのかは不明だ。

 ワサビは穏やかな水辺で育つ。社員たちは水流を和らげるために重い石を運んでワサビの株を囲み、腰をさすった。通常は一段ごとに砂で満たされているが、この地は雨が降るたびに土が積もってしまうのが悩みの種。「難しい。復活までには何年もかかるでしょう」。森林インストラクターの女川修さん(75・地元在住)はクワで泥をかきながら話した。それでも放っておけばすぐに草が茂ってしまう。女川さんはインストラクター仲間と度々この地を訪れ手入れを続けている。目標は自然とのふれあいの場づくりだが、道のりは始まったばかりだ。

 同財団ではボランティアを募り、今月19日にも森の中で間伐作業を行う予定。

わずかに残るワサビ
わずかに残るワサビ

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