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海の種まき 新芽生えた 真鶴・岩漁協と県の試み

文化

公開:2018年6月8日

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「磯焼け」に似た現象=相模湾試験場提供
「磯焼け」に似た現象=相模湾試験場提供

 アワビの餌になり、小魚の棲家にもなる海藻(カジメ)を復活させる試みが、真鶴ブルーライン料金所近くで行われている。

 県相模湾試験場によると、真鶴・岩海岸のブルーライン橋付近の海底ではカジメを食べる魚のアイゴが増えたせいか、一部の藻場が食べられる「磯焼け」に似た現象が起こっていたという。

 相模湾東部に比べて西部の食害はひどくなかったが、同漁協と試験場は早期対策として新たな藻場を作ることに決めた。選ばれた手法はまさに海底の種まき。別の藻場で採ったカジメを網袋に入れ、重りをつけて海に沈める。その後カジメの遊走子(種)が放出される仕組みだ。

 藻場造成は元々カジメが生えていない場所をあえて選び、ブルーライン料金所近くの3カ所に決定。昨年秋に計約30袋を沈め、3月末に改めて潜水調査したところ、付近に新しいカジメの新芽が確認された。同試験場では今後も近隣の漁協と協力し、藻場造成を増やす方針という。

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