ユピテルなど6社と契約
湯河原町の林菜乃子さん(21)が7月27日まで兵庫県で開催された日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格した。
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全国4カ所での予選などを通じ約500人の中から103人にしぼられた最終テストで、晴れて合格したのは21人。14位タイで合格を決めた林さんは「もうテストを受けなくてもいい、ほっとした」とコメントした。
部活入らずパター練習
林さんは吉浜小学校の頃にゴルフを始め、当時の宮里藍選手や横峯さくら選手の姿を見てプロを志した。湯河原中学校時代は部活に入らず、帰宅後にパターマットで練習する日々だった。高校は通信制のクラーク記念国際高校を選択。同級生がおしゃれをしていても怪我防止のためにヒールを履かず、体調管理のため薄着も避けた。練習や大会は両親が送迎などをサポートしてくれたという。
2年前には県アマゴルフ大会で優勝、プロテストに挑戦したが合格ラインからわずか1打差で合格を逃してしまう。それでも「自分に足りないものを感じた」と切り替え、秋にツアー出場をかけた大会(QT)で一定の成績をおさめ、単年度登録のツアープロとして2017年にデビュー。これまでにユピテルと所属契約を、スリクソン、kappa、湘南衣笠ゴルフ、昭文社、コルムとも契約した。2018年シーズンは5月のツインフィールズレディーストーナメントで3位タイに食い込み、賞金130万円を獲得。今月24日までは鳥取県で開催のステップアップツアー山陰合同銀行 Duoカードレディースに出場している。
普段は芹澤信雄プロを師と仰ぎ、小田原や大磯、南足柄などの練習拠点でスイングの型作りに注力する林さん。プロとしての新たなスタートに立ち、QT上位を目指す。地元湯河原や真鶴のゴルフファンに向け「より多くの方に知ってもらえる選手になれるよう頑張ります」とコメントした。
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