旧旅館の建物を改築、ルノアール・ルオー・岡本太郎など100作品展示 6月上旬 真鶴に美術館オープン
真鶴のお林展望公園に向かう途中に「真鶴アートミュージアム」がオープンする。旅館だった建物(同町真鶴1200-18)とその付属施設を改築したもので、約300平方メートルの館内にはルオーやルノワール、ガレ、梅原龍三郎など巨匠の作品を含む100点が展示される。
旅館自体は3年ほど前に廃業、その後人間国宝美術館(湯河原町中央)関連企業の所有となり、美術館としての再生が決まった。人間国宝美術館によると建物は和風建築の風情を残すため大きな改修をせず、館内には岡本太郎の絵画や彫刻作品をテーマとした「岡本太郎の間」を設置するという。建物前にはすでに昨年秋から岡本太郎作品「河童神像」などが展示されているほか、2階ではカフェが営業、ここからは相模湾の絶景も一望できる。オープンに向け準備を進めている美術館学芸員の松本匡平さんは「湯河原の人間国宝美術館は東洋美術、真鶴アートミュージアムは西洋のコンセプト。小さい美術館ですが、運営を通じ地元の観光産業と文化を少しでも元気にしたい」と語っていた。
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