横浜銀行湯河原支店 銀行員気づき 振り込め阻止
横浜銀行湯河原支店(土肥)の佐藤秀樹課長と斉藤麻衣さんに先月5日、小田原署から振り込め詐欺防止の感謝状が贈られた。
ある女性が「100万円引き出したい」と同店を訪れたのは10月29日のこと。斉藤さんは何に使うか尋ねたところ「ちょっとね」と言葉を濁したという。女性は何度か同店を利用したことがあり、斉藤さんとは気さくに会話を交わす間柄だった。そこで再度尋ねると「息子が会社の仲間とお金を借りて投資をした。返済日が早いので、その間だけお金を用立ててほしい」と打ち明けられた。さらに息子を名乗る人物は「風邪を引いた」とも話していたという。その後同銀行は小田原署に連絡し、詐欺が判明。女性はかなりショックを受けていたが、素直に銀行側の問いに答えたことが、未然防止につながった。
この日は520万円分の「振り込め」を水際で防いださがみ信用金庫栢山支店や1400万円分を防いだ同金庫駅前支店、420万円分の詐欺を阻止したかながわ西湘農業協同組合下曽我支店(いずれも小田原市)にも感謝状が贈られた。
振り込め詐欺は12月4日時点で県内で1172件発生、被害は過去最高の36億3000万円にのぼる。下郡を含む小田原署管内では23件発生。被害総額は7705万円となった。
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