第48回衆院選が10月22日投票、即日開票され、県西3市8町の神奈川17区は自民党前職の牧島かれん氏(40)が11万7003票を獲得し、3期目の当選を果たした。希望の党前職の神山洋介氏(42)、共産党新人の横田英司氏(59)はいずれも涙を呑んだ。
投票が締め切られた午後8時を過ぎてまもなく、地元議員や支援者が詰めかけた事務所に牧島氏の当選確実がテレビで報じられた。
選挙戦では、内閣府大臣政務官で地方創生を担当した実績や少子高齢化対策、防災・減災対策、農林水産漁業の活性化など幅広い政策を訴えた牧島氏。トレードマークのピンク色のジャケット姿で登場した牧島氏は3期目の当選に、「3市8町を守り抜き次の時代につなげていく思いを訴えてきた。まちをさらに元気にしていくために力を注ぐ」とあいさつし、「万歳」の声に合わせ両手を高々と挙げた。
神山氏は前回(2014年)から3600票余りを上積みするも、比例(南関東ブロック)での復活当選もならなかった。翌日の事務所で「地域の事も積み上げの中でやっていくと、結局数字は嘘をつかないことが証明できたという点で、今回の選挙戦は意味があった」と振り返り、「今回の選挙で店じまいをする気はありません」と今後の政治活動への意欲を述べた。
2回目の挑戦となった横田氏は小田原市内の事務所で「街頭では安倍政治への批判が強いと感じた。今回は共産党支持者以外の人たちも熱心に話を聞いてくれた。市民と野党の共同候補としてのぞんだが、市民に浸透させるには時間が足りなかった」と語った。
17区の当日有権者数は43万786人。小選挙区投票率は54・29%で前回比0・59ポイント上昇。地区内で最高は山北町65・81%、最低は箱根町の49・96%だった。
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